鬼面村の殺人 (光文社文庫) 価格: 580円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 折原氏の作風は大きく分けると次の3つになる。 (1) 表芸とも言える叙述トリックもの。 (2) 古典のパロディもの。 (3) 「沈黙の教室」を代表とするサスペンスもの。 勿論、この組み合わせもある。 本作は(2)で、対象はクィーンの「神の灯」。他の古典パロディものは原題を活かしたタイトルを付けているのに、本作はその点では異色。更に元々は「鬼が来たりてホラを吹く」というタイトルだったのだが、関係者から苦情でも来たのか、途中から現在のタイトルに変えている(平凡なものになってしまいましたねぇ)。 初 |
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